新築戸建(建売)は値引きなしで販売することも多い!?

OFFと書かれた値引きタグ

新築戸建(建売住宅)を購入するときに、ついつい値引きできるのが当たり前だと思っていませんか?

実は値引きをしないで販売する新築戸建は非常に多いです。

そこで今回は、売主(建売会社)の立場から、値引きなしで新築戸建を販売する理由について話していきます。

値引きなしの理由①:土地の仕入れ競争

私が主に活動している東京23区には、かなりの数の建売会社(新築戸建の売主)が存在しています。

建売会社が多いということは、新築戸建を建てるための土地を仕入れるのも競争となります。

事実、弊社にもよく建売会社の営業マンが土地情報を求めて、飛び込み営業によくやってきます。

土地の仕入れ価格の競争の結果、下記が生じます。

  1. 建売会社(売主)の利益圧迫
  2. 新築戸建の値下げ困難

単純に新築戸建の販売価格を上げてしまえば、売主である建売会社の利益は増えますが、不動産というものには相場がありますのでそうもいきません。

値引きなしの理由②:低金利

現在は超低金利時代と言われています。それは新築戸建の購入を住宅ローンを利用して検討しているあなたにとっては非常に魅力的なことです。

その低金利は、売主が土地と建物の仕入れをする事業資金の借入でも同じこと。

低金利であるため、借り入れをしても金利の支払いは少なく済みます。

そのため販売期間を長期でみるといった視点で考えている売主も多いです。

建物完成から1年以内に販売

本来、売主は日々金利の支払いが発生するので、早く販売し、引渡しをして、銀行へお金を返す(事業借入金の返済)というのが理想的です。

しかし、現在の低金利で少し余裕が出てきています。

建物完成から1年というのが販売期間のリミットとなるため、それまでとはいかないまでも、ドッシリ構えてお客さんを待っているという売主も多いです。

1年というのは、建物完成から1年を過ぎると、新築戸建ではなく中古戸建になってしまうからです(新築というのはそのように決まっています)。

値引きなしの理由③:現金商売だから

売主の中には、土地と建物の仕入を自己資金でまかなえる会社も存在します。つまり現金商売というやつです。

そういった売主は、金利の支払いはありません。そのため、長期で販売計画を立てても平気ということになります。

事業資金の借り入れをしていない売主は「値引きはなし」と考える傾向が強いのは言うまでもありません。

値引きなしの理由④:売主の会社の考え方

各売主の会社でそれぞれ新築戸建の値引きに対する考え方は当然違ってきます。

新築戸建を300万円値引きできるのか?でも書いたのですが、ネットの情報などをなんでもかんでも鵜呑みにして、「値引きができる」と勝手に思い込むのは間違いです。

当然、売り手である売主も存在しています。

売主によっては、社内の決まりで「値引きは絶対にしない」という会社もあります。

私も実際に値引きを一切しない売主と契約をしたこともあります。

大手のブランドイメージ

有名な財閥系や鉄道系などの大手が売主である新築戸建については「値引きはない」と考えたほうが無難です。

会社のイメージやブランドも存在していますので、そもそも「値引き」というものが存在しなかったりもします。

※勘違いが多いのですが、大手が仲介している新築戸建は全く別物です。売主ではありませんので、値引きについては各売主によります。

例外として、こういった大手が売主の新築戸建では、そのうちの一棟をモデルハウスとして利用していることがあります。

そのモデルハウスについては時期を見て値引きする可能性があるとはよく言われます。

「値引きなし」といっても売主から価格を下げることはある

値引きなしのスタンスの売主とはいえ、販売状況や決算、次の事業の関係などの理由で価格を下げることは当然あります。

現金商売をしていようが、どんなに大手でブランドイメージを強く守る考えがあろうが、その時々の状況に応じて値引きをすることもありますし、値引き交渉に応じてくれることもあります。

このあたりは下記の内容も参考下さい。

関連:正直一番知りたい!新築戸建の値引き交渉にコツはないのか?

関連:新築戸建の値引き率は時期とタイミングによって違う!【お得情報】

新築戸建の諸費用は値引きなしではない

新築戸建で値引きができなくても、諸費用の節約はすることができます。

実現可能なのは物件価格の約3%強の節約です。

例えば、4,000万円の新築戸建で3%の値引き交渉をするというと120万円の値引き交渉です。

ですが、諸費用である仲介手数料の節約では交渉をする必要なく3%強の値引きを実現できます。

参考:新築戸建(建売)をよりお得に安く買うためのたった2つの方法

おわりに

今回は「値引きなし」という考えの新築戸建の売主(建売会社)も存在するという話でした。

新築戸建は値引きができるものと思い込み、それありきで予算を考えている場合は注意が必要です。

値引きが無理であっても、最後に提案させて頂いた新築戸建の仲介手数料(諸費用)の節約については、是非実現させてみてほしいところです。